佐藤 倫子

略歴

高校
長崎県立島原高等学校
大学
活水女子大学
会社
フリーアナウンサー、ヨガ講師(ー)
軌跡

推薦者コメント

元名古屋テレビアナウンサーであり、現在はフリーアナウンサーとして、自らサロンを主宰するヨガ講師として活躍している彼女は、いつも感謝の心を持ち、やわらかさのなかに芯を持って生きているように感じます。会話しているだけでホッと癒されるような彼女の心を培った本、深いところに響くのではないかと思います。 http://www.central-j.com/model/talent/28_NorikoSato.html http://herbyoga.jimdo.com/profile-1/

本人コメント

一期一会。私にとって新たな本との出会いはとても大切です。時間があれば書店に足を運び、目が合った(目についた)本は必ず購入します。次回また出会える(見つけられる)とは限らないからです。また、人から本を薦めていただいた時もすぐに探して読み始めるタイプです。本に対するワクワクはいつも止まりません。著書が長い時間をかけ、そして時には人生をかけて書いた良書が、1回のランチ代ほどで手に入る。そう思うと、本はなんて素晴らしいのだといつも思います。 未来へのメッセージ 日々最高最善の選択をして笑顔の毎日を送るため、世の中の基準ではなく、自分の心で感じて生きていたいです。何をして、何をしないのか。真実を見抜く目を、真実を感じる心は、読書を通じて養っていけると信じています。 おすすめの本① 【英国シューマッハ校 サティシュ先生の最高の人生を作る授業】 辻信一 講談社 何でも読みたくなる大切な本です。 初めて読み終わった時には、ホロホロと涙が溢れました。 文化人類学者で大学教授でもある辻先生が、ゼミの生徒をつれてイギリスにあるサティシュ先生のスモールスクールを訪ねた経験を綴り、人生の本当の豊かさとは何か、大切なことは何かを気づかせてくれます。 自然を学ぶのではなく自然から学ぶことの重要性。このような本当に大切なことを難しく説明している本は世の中にたくさんありますが、逆にこんなにも優しくわかりやすい言葉で、そして、自らもそのゼミ旅行の参加者のような気持ちで体験出来る本は特別です。 ■ 感銘を受けたページ  「動き続けることの大切さを水は教えてくれる。確かに川の水はいつも流れ続けている。だから、いつもきれいで、清らかでいることができる。もし、ひとつのところに長い間とどまっていると、汚れたり、濁ったりしてしまうだろう。だから私たちも、人生において、水のように清らかに動いていくべきだと思う。思考も、やはり水のように動き続けて、いつも新鮮であるべきだ」 どこを紹介したらいいのかわからないくらい、感銘を受けた言葉が多すぎる本ですが、特にこのページは、私の中に息づいて活きていると感じる言葉たちです。 おすすめの本② 【深い河】遠藤周作 講談社 インドの聖なる河ガンジスを舞台に、様々な人生の痛みや思い抱え、そこに意味を求めて足を運んだ日本人のそれぞれの思いと、生と死が描かれています。 初めて読んだのは、高校生の時。思春期で将来に悩んでいた私に、色々な人生があっていい、むしろ人生には良いも悪いもない、色々な気持ちを抱えていていい、ということを教えてくれた小説です。それからすでに15年ほど経ちますが、人生の節目節目にはこの本を開きたくなり、何度も繰り返し読んでいます。 毎回新たなインスピレーションとメッセージを得ることが出来る、 私にとって深い深い小説です。 ■ 印象に残ったページ  死者の灰を含んだ水がそのままこちらに流れてくるのに、誰もがそれを不思議にも不快にも思わない。生と死とがこの河では背中合わせに共存している。 人生とは何か?また、生きることと死ぬことに対するインスピレーションを受けた一節です。それまでの人生、身近な死に直面したことのなかった私にとって、初めて死生観に触れたときだったのかもしれません。

未来へのメッセージ

推薦図書

  • 英国シューマッハー校 サティシュ先生の最高の人生をつくる授業

    著者 辻 信一

    講談社

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  • 深い河 (講談社文庫)

    著者 遠藤 周作

    講談社

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