安楽 國廣

略歴

高校
鹿児島ラサール高校
大学
東京大学
会社
行政書士事務所(行政書士)
軌跡

推薦者コメント

本人コメント

「現代政治の思想と行動」について 太平洋戦争が敗戦で終結してから,日本は「アジア諸国で唯一ナショナリズムの処女性を失った国」として70年間平和を享受し,経済的にも成功した国となってきました。しかし,昨今「国家間の闘争は絶えず存在する」ということを目の当たりみる事態が次々に起こってきています。個人の次元でも共同体(国家,地域,家族)の次元でも“〇〇ファースト”という言葉がはやり,自立した個人主義なのか,自己中心なのかも判然としないまま使われています。民族間の憎悪をかきたてる事態や人々も増えてきていると感じます。 そういった中で,第二次世界大戦の政治的意義を理解することは自分達が今後どう生きて過ごして行けばよいのかの羅針盤となると思います。又,個人のレベルで考える時「戦艦大和ノ最期」を書いた吉田満氏の「戦争と個人の葛藤」は現代の我々に「今何をするべきか」との問いを発していると感じています。

未来へのメッセージ

戦後間もないベビーブームの時代に生まれ“団塊の世代”と呼ばれ,大学紛争を経験しながら高度経済成長を謳歌してきた我々は,自分達が社会の出来事に無関心でいたため発生した歴代都知事選びなど数多くの失敗を重ねてきています。しかし結果を後で振り返っても後付けの理屈になってあまり役に立ちません。何よりも大切なものは現在から見て切り拓く未来だと思います。 今伝えたいことと同時にやりたいことは,『自分の目で見て,自分で考えて自分達の未来の為に行動する』ことです。

推薦図書

  • 〔新装版〕 現代政治の思想と行動

    著者 丸山 眞男

    未来社

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