本の中にある
宝物の一文
宝物の発見者:柳生十兵衛
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たとえば中東の石油利権など、英国の在外資産のもっとも重要な部分を第二次大戦中、アメリカ企業が二束三文で買い叩いていった光景こそが、「バトル・オブ・ブリテン」から「ノルマンディー」へ至るあの期間の、「真の世界史」の光景であったといえるかもしれない。
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この経過を通じ印象的なことは、アメリカの「大英帝国解体」の意志がすさまじいほどの迫力と戦略性をもったものであったということである。